トピックス

ステイホームで映画鑑賞! 富山県が舞台の映画特集《第一弾》♪

年明け早々に東京・神奈川・埼玉・千葉では二度目の緊急事態宣言が出てしまい、地元富山でも新型コロナウイルスの感染者数が増えている状況です。

 

また富山県では1月7日からの大雪で富山市中心部でも35年ぶりに1mを超える積雪となり、黒部市の山沿いにある実家では9日の夕方時点で1m50cm以上の積雪となっていて除雪が追い付かないと連絡がありました…。

大雪になっている地域の方々で除雪作業の際はくれぐれもご自身の安全第一を考え、無理をせず作業を行って頂ければと思います。

また、道路状況が非常に悪い状態ですので車の運転なども十分にお気を付け下さい。

 

 

さて、そんなコロナの流行や大雪の為、外出する事が難しい中でのステイホームの際に、ご自宅で富山県が舞台になっている映画鑑賞は如何でしょうか?

 

今回は富山県が舞台になっている映画をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

まだご覧になったことが無いという方も多いかと思いますので、ネタバレにならない程度でご紹介させて頂きますのでご安心を(笑)

 

尚、映画関連の画像素材は著作権が厳しい為、割愛しておりますのでご了承下さい…。

 

 

2002年8月公開作 『釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!』

言わずと知れた俳優の西田敏行さんと、今は亡き三國連太郎さんの代表映画シリーズの第13作。

 

この第13作目と合わせて、『釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇』・『釣りバカ日誌イレブン』の3作は富山県出身の監督で本木克英さんがメガホンを取っている作品です。

 

主なキャストはハマちゃん(鈴木建設営業三課)を演じる西田敏行さん、スーさん(鈴木建設社長)を演じる三國連太郎さん、富山の薬問屋会長を演じる丹波哲郎さん、富山に新しく造る美術館の設計部門の桐山(鈴木建設設計課)を演じる鈴木京香さん、井波彫刻の彫師を演じる小澤征悦さんなどなど豪華メンバーが顔を揃えています。

 

また、ちょい役で丹波哲郎さんが演じる会長の秘書として富山県出身の立川志の輔師匠も出演。

 

富山県内の主なロケ地は立山連峰・瑞泉寺・旧井波町・宇奈月温泉・トロッコ列車・旧新湊市・黒部市の石田浜などになります。

 

ストーリーとしては鈴木建設で請負った富山の新規美術館の建設を巡って、何故か鈴木京香さん演じる桐山に対しての息子の嫁にしたいと言い出す丹波哲郎さん演じる薬問屋会長。

薬問屋会長から桐山に結婚の了承を取ってくれと頼まれるハマちゃん…。

もしも上手くいかなければ新美術館建設の白紙は元よりハマちゃんの命が…、という痛快コメディとなっています。

 

個人的な見どころはハマちゃんが宇奈月温泉滞在時の宴会で踊る『ホタルイカダンス』の面白さと、丹波哲郎さんの迫力ある剣さばき(デザインの紙を切るシーン)は一時期の時代劇シーンを彷彿させるものがあります。

 

釣りバカ日誌はシリーズ物にはなりますが、1作品からでも十分楽しめる内容ですので一度ご覧頂いては如何でしょうか?

(ちなみに、自分はこの13シリーズ公開時は17歳でしたが、この13を機に釣りバカの全シリーズを見始めるきっかけになりました。)

 

 

 

2011年11月公開作(全国12月公開) 『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』

『ALWAYS 三丁目の夕日』を製作したROBOT(株式会社ロボット)が制作。

前作の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』では中井貴一さんが主演。

タイトルの通り電車を通しての物語構成になっており、監督は蔵方政俊さん。

 

RAILWAYSは「49歳で電車の運転士になった男の物語」、「愛を伝えられない大人たちへ」、「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」(2018年公開)の3部作。

 

今回紹介の「愛を伝えられない大人たちへ」の主なキャストは、定年退職を目前にした電車運転士を演じる三浦友和さん、その妻を余貴美子さん、娘夫婦を小池栄子さん・塚本高史さん、新米運転士役で中尾明慶さんと名演技キャストが揃っています。

 

そして、先程紹介した釣りバカ日誌13同様、チョイ役でここでも立川志の輔師匠(出前のおじさん役)が出ています。(富山映画のチョイ役出現率が高いです…)

また、同じく富山県出身の俳優、西村まさ彦さんも出演。

 

この映画は全編富山でロケが行われ、実在する富山地方鉄道が特別協力の元、撮影されています。

 

主なロケ地は富山地方鉄道の南富山駅をメインに富山地方鉄道の沿線・宇奈月温泉などがあります。

 

ストリートとしては三浦友和が演じる定年退職間際の滝島徹が、定年退職後は妻の滝島佐和子を演じる余貴美子と旅行などができるノンビリとした人生を送りたいと思っている一方で、夫の定年後は仕事復帰をして看護の世界で働きたいと思う妻との間で生じる意見の食い違いから生じる人生ドラマ。

 

夫も妻もそれぞれの視点から今まで見えなかったお互いの面を目にし、新しい夫婦の関わり方や愛を見出していく物語になっています。

 

個人的な見どころは夫婦の人間模様はもちろんの事、映画に出て来る富山地方鉄道所有の各電車が非常に懐かしく、中には元西武鉄道で走っていた西武5000系電車のレッドアロー

が見られるなど電車好きには格好の内容になっています。

電車の走行シーンでは富山の雄大な景色とマッチングするシーンも多く、クライマクスで流れる主題歌(松任谷由実さん「夜明けの雲」)との相性はグッときます。

 

また、この作品では出演者の方々がほとんどリアルな富山弁を使っていますので、会話にも注目しながらみるのも楽しいと思います。

 

コロナ渦で、家族時間が増えた今だからこそ、是非、夫婦や家族でご覧頂ければと思います。

 

 

 

さて、今回の映画は『釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!』と『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の2作を紹介させて頂きました。

 

初の映画紹介という事で普段の紹介と違い、中々上手く伝えきれないところもありますが、この紹介を通して対象作品をご覧頂き、少しでもステイホームが楽しいものになって頂ければと思います。

 

2作とも違うジャンルの作品にはなりますが、一見して頂く価値は十二分にあると思っています。

 

まだ富山県が舞台の映画は多くありますので、また第二弾でご紹介出来ればと思います。

 

そして最後に宣伝になりますが、大正時代に富山県で起きた『米騒動』を描いた、富山県出身の本木克英監督の最新作映画『大(だい)コメ騒動』が2021年1月8日(金)より全国公開されていますので、感染予防対策をしっかり行って頂き、映画館でご覧頂ければと思います。

 

-トピックス