グルメ

しょっぱいを超えて鹹(から)い!?富山ラーメンの代名詞『富山ブラック』

『お寿司』『ラーメン』『カレー』。

この三種類の食べ物は何かお分かりになりますか?

勘の良い方ならお分かりかと思います。

そう、この三種類の食べ物は日本人の好きな食べ物BESTの上位3種類です。

(ちなみにランキングでは3位がラーメン、2位がカレー、栄えある1位がお寿司です)

 

そこで今回はラーメンにスポットをあてたいと思います。

富山のラーメン?…そう、富山のご当地ラーメン『富山ブラック』です。

富山ブラックと言えば毎年東京で開催される『東京ラーメンショー』では2009年・2010年・2011年・2012年・2014年と合計5回の優勝誇る富山の自慢のラーメンなのです。

(ちなみに東京ラーメンショーでは2015年以降は優勝店舗は決めなくなったようです。また、東京ラーメンショーで優勝した富山ブラックのお店は『麺家いろは』さんになります)

 

そんな全国知名度にもなっている『富山ブラック』を今回はご紹介していきたいと思います!

 

 

戦後復興の富山を支えた究極のラーメン!

富山ブラックの元祖は富山市にある『西町大喜』(にしちょう たいき)。

創業者の高橋青幹さんが富山ブラックの生みの親です。

 

昭和20年8月1日~2日にかけて起きた第二次世界大戦の富山大空襲では、広島・長崎の原爆投下を除く地方都市への市街地空爆では最も被害大きく、富山市街地の約99.5%が焦土と化しました。

そんな焦土と化した富山市の戦後復興を進めている中の昭和22年『西町大喜』が誕生。

 

創業者であり、富山ブラックの生みの親である高橋青幹さんが、復興の作業に当たっている

労働者の多くは一日中汗をかきながら作業をしているので、スープの醤油を極限に濃くし、栄養と塩分をしっかりとれるようにと作り上げたラーメン。

(富山ブラックの名前の由来がこの醤油の濃さ(黒さ)からきており、食べた事がある方はご存じかと思いますが、この濃さが半端ない濃さでクセになるんです)

また、味の濃さと麺の硬さが相まってラーメンがご飯のおかずになるという一石二鳥のラーメンが誕生したのです。

 

73年経った今でもその味が『西町大喜』では受け継がれていて、現在では本店・富山駅前店・とやまマルシェ店・二口店の計4店で味わう事が出来ます。

(新幹線で富山へお越しの際は富山駅併設のとやまマルシェ店が便利です)

 

 

富山ブラックを食べられるお店は?

『西町大喜』から始まった富山ブラックは現在では多くのお店が各店独自の味で提供しており、麺家いろは・ラーメンの翔龍・ダルマヤラーメン北代店・らぁめん次元など県内の多くのお店で食べることが出来ます。

ひとくくりに富山ブラックと言っても、どのお店も個性豊かで、元祖の味に近いものや、独自で開発した味などまさに千差万別を楽しめる店舗が多いです。

 

この他にも通常は普通の中華屋さんや個人の居酒屋などでも独自の富山ブラックを提供しているお店があるので、それらしいお店に入った際はメニューで富山ブラックを探してみてください。

 

また、現在では東京でも富山ブラックを味わう事が出来ます。

先にご案内した『麺家いろは』さんは秋葉原にも支店がありますので東京に居ながら本場富山の富山ブラックを堪能できます。

他にも多くの東京のお店で富山ブラックを出しているお店もあるようですので、是非【東京 富山ブラック】でググってみて下さい。

 

参考URL

麺家いろは  https://www.menya-iroha.com/

ラーメンの翔龍  http://www.shoryu.toyama.jp/

ダルマヤラーメン北代店  https://darumayaramen.com/

らぁめん次元  https://jigen-toyama.com/

 

 

ブラックだけじゃない!?富山にあるカラーラーメン!

ご案内した通り、富山ブラックの全国知名度は、東京ラーメンショーやカップラーメンのコラボ等のおかげで多くの方に知ってもらい、ある程度の認知度があると思います。

しかし、富山には富山ブラックの『ブラック』をスタートとし、なんと味もさることながらカラーバリエーションで新しいラーメン開発を初め、商品化されているのです。

 

白色系

シロエビ塩らーめん(富山ブラック麺家いろは)

出汁にシロエビの干殻しを使う事によって旨み成分が多く、上品であっさりしたスープ。

 

おやべホワイトラーメン(合同会社おやべ商店)

地元『小矢部市』で取れる食材にこだわり、地産地消とも言えるラーメン。

 

緑色

高岡グリーンラーメン(合同会社高岡グリーンプロダクツ)

高岡産ホウレンソウをペーストにし、スープと混ぜることによって鮮やかな緑色を演出。

 

茶色

入善ブラウンラーメン(合同会社善商)

入善町で造られた秘伝の味噌と、入善海洋深層水使用の麺との絶妙なる競演。

 

白色系・緑色系・茶色系と元祖の黒系。

日本各地にラーメンのお店や商品は多いと思いますが、富山のラーメンは色にこだわるという斬新なものではないでしょうか?

是非、各店のお近くにお越しの際はご賞味下さい。

 

参考URL

合同会社おやべ商店  https://www.facebook.com/oyabeshouten

合同会社高岡グリーンプロダクツ  http://takaoka-greenproducts.co.jp/

合同会社善商  http://www.zensyou.com/ramen.html

 

 

さて、富山県発祥の富山ブラックは如何でしたか?

ラーメンと言えば家系や札幌・博多・喜多方など多くの有名店がありますが、富山独特の富山ブラックは味もさることながら、誕生した理由もまさに国民食と言われるラーメンに合ったものではないでしょうか?

 

また、富山県内各地にあるカラーラーメンも中々の曲者揃いで食べて良し・見て良しです。

まさにインスタ映え間違いなしのラーメンだと思います。

 

今回ご紹介した中にはお取り寄せをやっているとこもあるようですので、現地には中々行けないという方は、是非利用してみては如何でしょうか?

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